2006年05月17日

One Day, One Fish. ♯1.コームテールパラダイス

「One Day, One Fish」と銘打って、
突然新しいシリーズを立ち上げてみたりします。
よーするに1種類の魚に絞ってコラム的なものを書いてみよーかと。

記念すべき第1回はこちらのお魚↓↓
belontia1.JPG
名前:コームテール・パラダイスフィッシュ
(学名:Belontia signata, Günther)
分布:スリランカ
体長:13cm(撮影実長5cm)
飼育:容易

なんかいきなりちょっとマニアックな種類を持ってきてしまいましたが、
我が家で一番のfreshmanということで……。

ひょんなことから我が家に貰われてきたこの魚ですが、飼育は非常に簡単なようです。餌は人工飼料ならなんでも問題なく平らげているし、水質に関してもタフなようで検疫用のプラケースに入れっぱなしでも平然としています。写真はまだ幼魚で、検疫中でおびえていたこともありはっきりと色が出ていませんが、成魚は全身が朱色に染まり見ごたえのある魚となります。

……とここまでならいいことづくめなのですが、実は本種は「目玉喰い」として知られています。つまり、多くの個体が「他の魚の目をつつく」という悪癖を持つらしいのです。
「目をつつく」と悪評のある魚としてはローチ類、多くのアナバンティッドなどいくつか挙げられますが、その多くは実際には、既に弱っていたり死んでしまった魚の目をつついているだけとされています。目は栄養価が高くまた柔らかくて食べやすい部位であるため、一番に食べられる箇所であるようです。
では本種ではどうなのでしょうか?我が家の2匹はまだ幼魚であるためその本領は発揮していません。しかしほとんどの文献で気が荒い魚であると紹介されており、気性の荒さについては折り紙つき(?)であるようです。うかつに混泳水槽に入れると「殺し屋」となることも多いようです。
現在我が家では、コンゴテトラなどとともに混泳を試みています。今のところ新入りということもあり、むしろいじめられる側に回っているようですが、いつ殺し屋へと豹変するのか、正直ビクビクしております。成魚になる前に単独飼育に切り替える(=水槽を増築…)か里親を探さねば、と、正直頭を抱えていたりします。「丈夫で美しい魚である」ということについては太鼓判を押します!誰か……飼いません?

ついでに繁殖について、http://aquaworld.netfirms.com/ には「Bubblenester, easy to breed in soft acidic water.」と記述されています。弱酸性の軟水で容易に繁殖するということで、アナバンティッドの繁殖を体験するにはうってつけの魚と言えるかもしれません。Bubblenesterというのはバブルネスト、つまり泡を出して産卵床を作る魚という意味で、ベタなどアナバンティッドの多くがこの産卵形態をとります。水面に浮かぶ水草などを土台として、オスが口から泡を出して巣を作ります。そしてメスはその巣に産卵し、オスが卵を守るのです。産卵の際にはオスがメスに巻きつくという情熱的な姿を見ることもできます。魚類の繁殖行動の中で、もっとも楽しいものと言えるでしょう。
ただし!ここでも気の荒さがネックとなっています。同サイトには「If a couple starts to breed they may kill all the other fish in the tank.」という記述もあり、繁殖させることを考えると本種専用水槽の必要性はますます高まるようです。
ということで、少なくとも我が家の水槽の状態では本種の繁殖を狙おうという気は起きません。繰り返します。「丈夫で美しい魚であり、繁殖行動も楽しめる」ということについては太鼓判を押します!誰か……飼いません?

参考HP
http://aquaworld.netfirms.com/Labyrinthfish/Belontia/Belontia_signata.htm
posted by RA at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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